09/03/11 12:26:49 0
(>>1のつづき)
検察が捜査した事件なのだから、検察はメンツに掛けても必ず起訴する。
秘書が起訴をされたら、小沢氏は、「法廷で潔白を証明するよう(秘書は)努力するでしょう」と、
淡々と述べればよいのだ。起訴の段階では「無罪」なのだから、堂々としていればいい。
こんな当たり前のことを説明しなければならないのは、やはり、これまで日本のマスコミが、
逮捕=犯人 起訴=有罪 というような報道をしてきたからだ、と自戒を込めてつくづく思う。
お恥ずかしい話だが、ぼくの駆け出しのころ、警察・検察のやっていることはすべて正義で、
周辺から漏れてくる情報はまったく事実だと思っていた。
でも、この仕事を20年以上もやってると、警察も検察も人間の集まりだとつくづく思うようになる。
恣意的な捜査はもちろんあるし、証拠のでっち上げだってやる。ズサンな捜査、思いこみ捜査、
ウソやデタラメだってある。そのくせやりにくい相手は取り締まらなかったりする。
だから、ぼくは納税者の視点での監視が必要だと思うのだ。
その捜査、本当に税金をかける価値があるのか? と。人事異動が近いから、ちょいちょいと
被疑者をつかまえて、異動前にとっとと起訴してしまえば手柄になる。
そう思っていたら、相手が思わぬ反発をしてきたので「けしからん」。
マスコミを通じて、どんどん悪性情報を流してしまえ。検察を批判するような男を総理にしていはいけない!
そんな気持ちがどこかで働いていなかったか?
誤解しないで欲しいのは、検察官だって人間だから、出世欲もあれば性欲、物欲もある。
だから、いろんな感情があって仕方ないのだ。
それ自体を否定しているわけではない。
ただ、そういうことがあることを知っておくべきだと言いたいのだ。
それから、マスコミで働く一員として、こういうことをきちんと伝えていけなければならないと思う。
今回の事件を通じて、また改めて反省した。
検察は必ずしも正義ではない。検察の言い分は「主張」であって事実ではない。
逮捕・起訴された人はイコール犯人ではない。この当たり前の前提での報道を心がけないといけない。
それが、どれだけキチッとできているかが問われている。(以上、一部略)