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★カルテル：修学旅行で５社 公取委が立ち入り検査
・岡山市の公立中学校の修学旅行を巡り、旅行代理店が価格カルテルを結んでいた疑いが強まり、
公正取引委員会は１１日、独占禁止法違反（不当な取引制限）の疑いで近畿日本ツーリスト
（東京都千代田区）やＪＴＢ子会社のＪＴＢ中国四国（広島市）など５社の岡山支社を立ち入り
検査した。
関係者によると、立ち入り先はほかに▽日本旅行（東京都港区）▽トップツアー（目黒区）
▽東武トラベル（東京都墨田区）。５社は遅くとも０７年以降、岡山市内の公立中が見積もり合わせ
などで発注する修学旅行を巡り、代金の低落防止を図るために営業担当者が会合を開いて
価格カルテルを結んだ疑い。
岡山市の公立中は３９校。過去の実績では、生徒１人当たりの代金は行き先が沖縄県だと
約６万円、九州だと４～５万円だった。
修学旅行代金を巡っては、大阪府内の公立高校について価格カルテルを結んだとして、
公取委が９９年、日本交通公社（現ＪＴＢ）、東急観光（現トップツアー）など今回の５社を含む
９社に排除勧告を出している。
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