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西松建設の違法献金事件で新たな展開だ。一部報道によると、同社の関係者が東京地
検特捜部の取り調べに対し、裏金の存在を暴露したのだ。それも献金先は自民党の有力
議員で、過去10年以上にわたり、総額6000万円を渡したという。これで西松事件
は、一気に贈収賄事件を視野に入れた、新たなステージに突入した。
(中略)
これまで出てきた西松から政治家への献金はすべて表の金だ。2つのダミー政治団体
をトンネルにし、政治資金規正法で違反とされている企業献金を続けてきた。
献金先は、公設第1秘書が逮捕された民主党の小沢代表だけでなく、自民党の二階経
産相、森喜朗元首相ら複数に及ぶ。いずれも政治団体を隠れ蓑にした違法企業献金だか
ら、自民党議員の責任問題も取りざたされていたが、裏金献金が事実となると、話は別
だ。表の金と違って、裏金は賄賂性が高い。
小沢の秘書が捕まったのは政治資金規正法の虚偽記載という“微罪”だが、裏金は贈
収賄や脱税に発展していく。西松事件は、与野党政治家を巻き込む巨大疑獄に発展する
可能性も出てきたのだ。
「政局にも重大影響は必至です。きのうまでは小沢代表の辞任が焦点だったが、小沢氏
は強気の姿勢を崩さず、そうこうしているうちに与党議員の裏金が出てきた。もう永田
町はグチャグチャです」(政界関係者)
小沢は6日も、「犯罪性があるようなことはしていない」「求められれば、どこへで
も行く」と豪語。小沢側近は「これは権力闘争だ」と語ったが、小沢自身が西松事件の
闇の深さを知っているのだろう。
いずれにしても、こうなったら検察は徹底追及し、ワルは一網打尽にすべきだ。その
うえで、解散・総選挙。一から出直させるしかない。
(日刊ゲンダイ2009年3月7日掲載)
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