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小沢一郎秘書逮捕で検察批判がやまない。捜査にGOサインを出した検察トップの樋
渡利秋検事総長(63)と指揮する佐久間達哉東京地検特捜部長(51)はどんな人物
なのか。
70年に検事任官した樋渡氏は大分地検などの地方を回り、法務省刑事局長、法務事
務次官、東京高検検事長と着実なステップでトップへ上り詰めた。一方の佐久間氏の任
官は83年。在米日本大使館1等書記官、法務省刑事課長、東京地検特捜副部長、総務
部長など、法務・検察の主要ポストを歴任し、1年半ぶりに特捜部に戻ってきた。
(中略)
佐久間氏は昨年7月の就任会見で「わいろによって政治が左右される汚職事件を摘発
したい」と意気込んでいたが、今回は「サンズイ(汚職事件)ではなく、オモテ献金2
100万円程度の形式犯」(司法関係者)だった。これには、法務・検察内部の事情が
大きく影響しているという見方もある。
「ひとつは、4月に控えている人事交代。特捜部の3分の1が入れ替わるといわれ、こ
のタイミングを逃せなかった。ふたつ目は、政権交代へのアレルギーです。田中角栄、
金丸信時代から引きずる小沢と検察との因縁は大きいし、小沢が首相になれば、その秘
書をパクることはまずできない。それに、小沢政権になって引っかき回されることへの
法務官僚の懸念があったのではないか」(司法担当記者)
国民は西松献金疑惑の全容解明を求めている。捜査が小沢陣営だけにとどまれば、検
察トップへの風当たりは強まる一方だ。
(日刊ゲンダイ2009年3月6日掲載)
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