09/03/07 22:50:35 0
B しかし、トヨタの業績の落ち方は本当にひどいな。09年3月期の営業損益が赤字に転落すると発表したけど、1941年以来の赤字っていうからすごい。
C まさに"トヨタショック"ですよね。でも、最近のトヨタにおごりがあったのもまた確かで、「乾いた雑巾を絞る」とまでいわれた同社のコスト削減努力も、
最近は弱くなってきていたみたいです。若手社員は「俺は世界のトヨタの社員だ」って、接待費なんかも使いまくっていたみたい。
それを経営陣も問題視しているようで、「プレゼン資料にはカラー印刷のパワーポイントは使わずに、モノクロ印刷のワード文書にしろ」なんていう細かい指示も飛んでいるとか。
A それはすごい。
B 君も驚いている場合じゃないよ。もっと露骨なのは広告費の削減で、トヨタをはじめとして国内企業の広告出稿の減り方は異常だよ。
朝日や日経でも、以前なら見られなかったようなアヤしい広告も目にする。
C 「関節が痛くならないサポーター」とかね(笑)。それと、広告単価の安い、雑誌や書籍広告なんかも。
B でも、各社とも危機感を感じているようで、経済部のデスクには「もっと広告営業がしやすくなるように、個別の企業のいいニュースを載っけろ」なんていう
指示が多くなっているよ。でも、これって報道機関としては相当に問題があるよな。
A もっと露骨なのだと、「広告出稿に積極的でない企業のニュースの扱いは小さくするとか、いろいろ対応を考えろ」なんてことまで言われることもあるとか。
C そこまでいくと、なんだかもはやブラックジャーナリズムみたいですねえ(苦笑)。
B でも、今年の景気の冷え込みはもっとひどいだろうから、実際、メディアへの広告出稿もさらに落ち込むだろう。今のままじゃ経営がもたない
報道機関もこれからどんどん出てくるだろうから、合併やM&Aなんていう動きも出てくるんじゃないかな。今までマスコミは、経営という視点を
度外視してやってきたけど、もうそれじゃあ成り立たない時代になっている。特に、多くの社員を抱えて固定費が多くかかる新聞社は厳しい時代を迎えるのは間違いない。
A マスコミも取材するばかりじゃなくて、取材される側になってしまいますね。
C 何かあった際には、私らでしっかり書きましょうよ(笑)。
(終わり)