09/03/07 22:50:01 0
「記事書くから広告を!」企業に媚びる大マスコミの悲哀
ソース:サイゾー URLリンク(www.cyzo.com) より抜粋
未曾有の不況の最前線で取材をし、記事を書いている新聞・雑誌各社の経済記者たち。
大企業を苦境に陥れる不景気という名の黒い影は、それを報じる側のマスコミ各社にも及びつつあるようで─。
[座談会出席者]
A......全国紙経済部記者 B......全国紙経済部デスク C......経済誌記者
(中略)
企業からの広告出向激減でブラックジャーナリズム化!?
C でも、実際、マスコミと企業経営者との関係も難しいと思いますよ。11月にトヨタ自動車の奥田碩相談役が、マスコミの厚労省批判報道に対して
「厚労省たたきは異常な話。マスコミに報復してやろうか。スポンサーを降りるとか」とか発言しましたよね。
B あったね。奥田さんは、俺が現場の記者の頃はマスコミにはわりと愛想が良かったから意外だったけど。
C これはもちろんマスコミ批判という面もあったみたいですけど、どちらかというと、トヨタ自動車の社長交代に関する報道を牽制する意味が大きかったみたいですよ。
B どういうこと?
C トヨタ自動車は、創業家の豊田章男副社長が近々次期社長に就任することが公然の事実となっていますが、マスコミの一部に、
「今の時代に創業家がまたトップの座に座るなんて、少々おかしいのではないか」なんていう批判が出ていました。それが奥田さんの耳にも入って、
そういった批判の声を封じなければいけないと考えたみたいなんですよ。そんな狙いから、あえてマスコミを威圧するようなことを言ったんだそうです。
B ふーん、なるほど。そういう見方もあるのか。でも、12月に朝日が「豊田章男氏が社長就任へ」って1面で書いていたけど、日経ほか各紙は、基本的にはどこも無視している状態だね。
A 朝日新聞は、「このままでは、どうせ日経に抜かれる」と考えて、相当なフライング覚悟であの記事を書いたみたいです。まあ、別にすぐ交代するわけじゃないから、
各紙とも今は追っかけないで様子見ということなんでしょう。実際、社長交代は今年6月頃のようですから。
>>2以降に続く