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陸上自衛隊山口駐屯地(山口市)の第17普通科連隊が3日、市街地や山間部を歩く約40キロの行進訓練をした。
約300人の隊員が迷彩服を着て小銃を持って歩いた。驚いた住民もいたが、地元自治体には事前連絡していなかった。
駐屯地によると、午前5時に市街地にある駐屯地を出発。国道9号を通って県庁前を横切り、美祢、萩両市の山間部を巡り、
午後5時半ごろ駐屯地に戻った。隊員は通常装備の小銃を持っていたが、弾薬は入れていなかったと説明している。
行進訓練は04年以降は演習場などで行ってきたが、市街地での実施理由について
「燃料代の高騰で、隊員を車で演習場まで運ばなかったこともある」と話している。
同隊は山口署で道路使用許可を受けたが、山口、美祢、萩各市には「必要がない」として連絡しなかった。
美祢市は驚いた住民から問い合わせを受け、「事前連絡してほしい」と駐屯地に申し入れた。
4日には県議会で藤本一規議員(共産)が「行進を目撃した。恐ろしかった。せめて関係自治体に事前通告するべきではないか」と指摘した。
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