09/03/05 21:44:36 lFtdHpvcO
そもそも検察に期待されている、時代の要請に従って摘発すべき｢悪｣とは何であるか。
些末な軽犯罪から凶悪な殺人まで、ありとあらゆるいわゆる｢法律違反｣を取り締まるのは警察の役目である。
検察の特捜部に期待されているものは従って警察とは異なる。
｢それ｣を放置していては、国民及び国家の安寧と秩序が恒常的に失われてしまうような｢巨悪｣の構造を摘出し摘発する事が特捜部に期待されている役割に他なるまい。
なるほど、或いは西松建設と小沢との間には不自然な関係があったのかも知れない。
だが、客観情勢に照らして野党党首(つまり、未だ行政権力を掌握していない代議士)の問題と、
現在、世界経済を揺るがすに至っている構造悪の問題と、いったいどちらが｢巨悪｣なのか、もはや言うまでもあるまい。
もちろん、こちらの｢巨悪｣は既存の法体系だけでは太刀打ち出来ない程の｢巨視的な悪｣には違いないが
その一画にでも何とか食い込む姿勢を検察権力が見せてくれる事を多くの国民は期待していたはずなのである。
国民の期待に応えられず、斜めの方向に弾を撃ってイキがっているだけの検察は、どこかの元大統領や元首相のようにやがて呆れ果てられ、国民の信頼を喪失するばかりだろう。