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大阪市浪速区の介護サービス会社「ヒート」などグループ3社が、
07年までの3年間に計約2億3000万円の所得を隠し、
法人税約6600万円を脱税したとして、大阪地検特捜部は5日、
3社の実質経営者、樋口和人容疑者(48)=同区=ら3人を法人税法違反(脱税)容疑で逮捕した。
樋口容疑者らは職員数を水増し申告するなどして介護報酬を不正受給していた疑いもあり、
特捜部は詐欺容疑での立件も視野に追及する方針。
同日朝から大阪国税局と合同で自宅など10カ所を捜索した。
他の逮捕者は、同社社長、田中文朗(48)と同社経理担当社員、賀集友子(63)両容疑者。
摘発された会社は「ヒート」と「こまがわ介護センター」(同市東住吉区)、「イヴ」(同市西成区)。
逮捕容疑は、樋口容疑者らは3社で架空の人件費などを計上し、
04年以降の法人所得計約2億5000万円のうち約2000万円しか申告せず、脱税した疑い。
特捜部などの調べによると架空の人件費は、知人や退職したヘルパーの名前を使い、
3社で100人以上分に上るという。得た資金は株の購入などに充てたとみられる。
調べに対し、3人は容疑を認め、樋口容疑者は「将来に備え資金を蓄えておきたかった」と話しているという。
関係者によると、樋口容疑者は、主に同市で訪問介護などを行う会社を計7社展開。
ヒートだけで約200人の利用者がいる。同社に対しては、大阪府が06年に立ち入り調査し、
身体介護が規定時間(20分)に満たなかったり、
サービス内容を示すケアプランを利用者に交付せずに報酬を請求したとして、
市などへの過大請求分の返還を指導。同社は約65万円を返還している。
【井上直樹、藤田剛、林田七恵】
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