09/03/04 06:38:40 0
麻生太郎首相は3日夜、小沢氏秘書逮捕について「検察が適切に処理していると思う」とした上で
「個別案件にコメントすることはない」と淡々とした表情で繰り返し述べた。
また、衆院解散時期の判断に与える影響については「われわれは今、経済対策をやっている。これがすべてだ。
解散の時期は関係ない」と強調した。
内閣支持率が「退陣ライン」の10%台前半まで下落する中での政敵のつまずきに、自民党からは
「まさに“神風”だ。首相はついている」(ベテラン議員)、「首相は衆院解散に絶好のチャンスと
考えているのではないか」(中堅議員)という“追い風論”が聞かれた。
閣僚経験者は「早期の次期衆院選も視野に準備を進める」と明かした。
しかし、西松問題は、自民党にも飛び火するという見方が広まっている。
西松建設側からの献金先には森喜朗元首相や二階俊博経済産業相らが含まれており、参院幹部は
「チャンスであるのは間違いないが、自民党議員側に飛び火しないか」、党関係者も
「自民党が返り血を浴びてしまうのではないか」と懸念した。
細田博之幹事長は「事実は司直の手で今後明らかになる。コメントは控えたい」とだけ話し、
公明党の北側一雄幹事長も「まずは(小沢氏が)説明責任を果たすことが大事だ」として、
当面は捜査の行方を注視する姿勢を強調。
首相も資金提供先に閣僚も含まれているとの質問に対して「個別の案件にはお答えできない」とコメントを避けた。
東京地検の佐久間達哉特捜部長は会見で「ほかのものについて捜査を止めているかどうかは言えない」と発言。
捜査の展開次第では麻生自民党は、追い風どころか一気に強烈な逆風に見舞われる。
スポニチ 2009年03月04日
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