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中国が「沖縄総領事館」打診、日本側の難色で撤回
中国政府が昨年末、沖縄に総領事館を開設する希望を
非公式に日本政府へ伝えていたことがわかった。複数の政府関係者が明らかにした。
沖縄には在日米軍基地が集中しているため、日本側は安全保障上の理由で難色を示し、中国は最終的に撤回したという。
関係者によると、日本は今年1月1日に中国・青島に総領事館を開設。
その準備手続きの過程で、中国は沖縄か、新潟への総領事館開設を求めてきた。
しかし、沖縄は日本や東アジア地域の安全保障上の重要拠点で、中国が領有権を主張する尖閣諸島にも近い。
中国政府の艦船による尖閣諸島周辺の領海侵犯事件もたびたび起きている。
このため、「総領事館に中国軍関係者や情報機関の人間が常駐すれば、
米軍や尖閣諸島を監視する前線基地になる懸念が生じる」(政府筋)などとして、日本は中国側の打診に難色を示した。
その後の両政府の調整の結果、中国は新潟にしぼって総領事館の開設準備を進めることになった。
現在、日本は中国の6都市(瀋陽、上海、重慶、広州、香港、青島)、
中国は日本の5都市(札幌、名古屋、大阪、福岡、長崎)にそれぞれ総領事館を置いている。
沖縄に総領事館があるのは米国だけだ。
(2009年3月3日14時44分 読売新聞)
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