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水深約700メートルで泳ぐ深海魚デメニギスを撮影した世界初の画像を、米モントレー湾水
族館研究所(カリフォルニア州)が公開した。目を保護するため透明なヘルメットのようなものを
かぶっており、頭が透けているように見える。近縁種のニギスとはかけ離れた姿で専門家も驚いている。
デメニギスは北太平洋の亜寒帯から温帯域のベーリング海、日本、カリフォルニア沖にかけ、
水深500~1000メートルに生息。体の構造が脆弱(ぜいじゃく)で、網で捕っても引き揚げる
途中で形が崩れるため、実際にどんな姿をしているか謎だった。
研究チームは04年、モントレー湾の水深616~770メートルで計3匹のデメニギスを撮影し、
うち1匹を捕獲した。全長約11センチ。真っ暗な深海でわずかな光をとらえるため、目は円筒状
になっており、一番上の緑の球状部分がレンズ。目は固定されていると考えられていたが、観察の
結果、餌を探すときは上向き、食べるときには前方に回転することが分かった。
最大の特徴は目を覆うゼラチン状のヘルメット型の部分。中は液体で満たされており、餌となる
クラゲの触手の毒から、目を守っていると考えられるという。
URLリンク(mainichi.jp)
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