09/02/27 20:33:53 0
―僕は個人的に思うのは、バラエティで言えば80年代のビートたけしとか、90年代のダウンタウンのような、
報道で言えばニュースステーションの久米宏のような、(良い悪いは別にして)それまでのテレビの流れを
変えるようなカリスマが最近登場していないからだとも思うんです。
「それもありますね。ドラマ業界も、キムタク(木村拓哉)の神通力がなくなって久しいですし。
お笑いで言えば、今流行っている番組って一発芸を何度も同じ手法で見せるじゃないですか。
で、何度も同じ芸を見させられるから、視聴者は飽きてくる。すると今度は、ウケなくなってすべっているところを
クローズアップするわけです。すべり笑いですよね。これでは、新しい才能が出てこないですよね」(同)
―ではどうすれば番組はもっと面白くなるんでしょうか?
「実際に権限のあるテレビ局の偉い人は、自分の局が放送している番組を見ていないんじゃないでしょうか。
だから、もっと自分の番組をちゃんと見て改善しろ! って思います」(同)
―ありがとうございました。
今井さんの意見はかゆいところに手が届く、というかとても的を射てますね。
テレビがけちょんけちょんに言われているので、最後にフォローしておくと、テレビの現状も良くないですが、
それに代わるネットがすごく面白くて価値があって最高かと問われれば、ネットの世界で生きている僕からすると、
これも難しいです。テレビの役割もまだ残っているんじゃないかと思うんです。
たとえば、この前中川昭一議員のG7での酩酊会見が話題になりましたが、あれこそテレビ的だし、
テレビが報道する役目を担っていると思う。あれは映像にしなければ意味がない。
文章で表現しなければいけない身分としては、あの映像には嫉妬する。それもYOUTUBEに流すのではなくて、
民放各局が一斉にあの様子を報道するからセンセーショナルで面白いんだと僕は思います。頑張れ、テレビ。(でも僕はネットを見る)
(梅田カズヒコ/プレスラボ)
(終わり)