09/02/27 10:56:31 0
★非正規労働者の失業 15万人に拡大
・「派遣切り」や「雇い止め」などによる非正規労働者の失業が昨年10月から今年3月にかけて
15万7806人に達することが27日、厚生労働省の調査で分かった。1月の調査に比べ
約3万3000人増加した。また、派遣元事業主に実施した調査では、契約を解除された派遣労働者の
うち雇用が継続されたのはわずか10%に過ぎず、8割以上が離職を余儀なくされたことも判明。
派遣労働者が厳しい雇用環境に置かれていることが改めて浮き彫りになった。
2月18日時点で把握された非正規労働者の失業では、派遣労働者の失業が10万7375人と
全体の約68%を占めた。期間工などの契約労働者が2万8877人、請負労働者が1万2988人だった。
厚労省が把握した事業所数が2316事業所と前月調査に比べ、510事業所増えたことなどが増加の
理由だが、厚労省が把握している事業所数は一部でさらに拡大している可能性が高い。
失業した派遣労働者の雇用保険の受給状況をみると、調査した約4万人のうち、受給資格を得たのは
2万3559人にとどまった。厚労省は雇用保険の有資格者が3万1680人いると推計していることからら、
資格があるのに受給できない労働者は約8000人に及ぶとみられる。雇用のセーフティーネット(安全網)が
十分に機能していないことも浮き彫りになり、失業者に対するきめ細かい政府の対応が求められそうだ。
一方、派遣契約を中途解除した場合、派遣先や派遣元に再就職先を紹介することなどが厚労省の
指針で規定されているが、指針が十分に守られていない実態もみえてきた。
2万人のうち、派遣先の関連会社に紹介を受け、雇用が継続されたケースは675人とごくわずか。
新たな派遣先へ派遣を受けた人も1374人に過ぎず、大半の派遣労働者は解雇された。派遣労働者の
大量失業で、与野党には製造業の登録型派遣制度の規制強化を求める声が強まっており、見直し
論議に拍車がかかりそうだ。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp) ※原文ママ。