09/02/27 17:00:02 mZtYrfPw0
>>813
軍事力という意味では、最初から中国のほうが上だよ。
日本は核もなければ、敵地攻撃能力もない。
防衛戦に徹すれば本土を守れるぐらいの能力はあるけど、局地紛争に単独で対処するのは不可能。
米中の蜜月関係は、すでに戦前から周期的にあったけど、
それは中国との同盟関係ではなく、あくまで極東のパワーバランスを米国有利で均衡させるための戦略だった。
オバマ政権が急に伝統的な勢力均衡を放棄し、中国に覇権を明け渡す戦略をとるとは思えない。
超長期的には、確かに自主防衛の体制を確立するのが一番の課題だが、
中長期的な戦略を考えた場合、中国というウルトラパワーを、いかにして勢力均衡の秩序の中に押し込めるかが重要になってくる。
つまり、インドやオーストラリア、そして米国との戦略的互助関係であり、
東南アジア諸国の綱引きであり、中央アジアやロシアとのコネクションの確立だ。
麻生が政権以前から掲げてきた価値観外交とは、まさにそうしたビジョンを明確化したものであり、評価できる。
>>814
歴史を見れば、天変地異や環境変動で多くの人がなくなっているようだね。
政権が地方を掌握する能力がなくなると、各地方政府が無計画に自分の利益を追求するため、
そういう災害が起こりやすくなるようだ。
例えば、王朝末期にはイナゴが大発生して農業に損害を与えたりすることが多く、
中国人はそれを天命ととらえ、易姓革命の大義になったりした。
科学的に見れば、王朝の統制がきいているときには、イナゴを各地方が幼い段階で処理することによって、
大群が発生する前に殺せていたのに対し、王朝末期にはそれがされなくなり、大災害につながる。
治水と水害の関係とか、土壌汚染による干ばつ・凶作なんかにも同じことが言える。
今の中国も、地方政府が勝手な政策をとることによって、いろんな弊害がでている。
特に、利益を過剰に追求した結果として、労働者の権利が抑圧されたり、環境汚染が深刻になったりしているし、
福祉を保障していた党の地方組織が機能不全を起こしている。
結果、共産党ではなく地下組織や秘密結社に頼る人々が増え、反乱の誘発につながっている。
(白蓮教の乱や黄巾の乱を思い出せば、それが歴史的に珍しくない現象であることに気づくだろう)