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シリーズ(4)いま医療制度は崩壊しつつある-(2008/8 掲載)
埼玉県医師会会長 吉原 忠男
Ⅲ 国のすべきこと
答えはすでに各章で述べましたが、政治家は日本の未来のために是非発想を変えてやって欲しいと思います。
そして現場の専門家の意見に率直に耳を傾けて頂くようにお願いいたします。
1. 医療と教育は投資だと本気で考えて欲しい
医療は消費ではなく国力増進のためであり、生産誘発係数も高いことは何度も申し上げました。
教育についても同じことが言えます。いまの教育も崩壊しつつあります。マスコミで報道されるような
事件を見ても、我々医師が学校医として現場を見ていても青少年の倫理崩壊は強く感ずることです。
折角、世界一の医療制度と教育制度を作り上げた日本を守って欲しいと心から願っています。
2. 特別会計その他の無駄をなくせ
議員たちが特別会計に妙に遠慮することは止めて欲しい。すでにマスメディアが特別会計の不透明性や
無駄遣いを指摘しているのでありますから、率直に改めるべき所は改善して欲しい。
郵貯や簡保の貯蓄は使えないと言う人もいますが、特別会計同士では横滑りして使っています。
バーク議員のようになれとは言いませんが、国民に分かる合理性を導入し、倹約した部分を医療や
教育に回すべきです。