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「彼女と一緒にいると楽しくて…。もう本当に好きなんです！」
被告は、弁護人に交際中の女性について尋ねられると、突然冗舌になり、はにかむような笑顔を見せた。
都内やその周辺で覚醒剤（かくせいざい）を使用したとして、覚せい剤取締法違反の罪に問われた暴力団員
の男性被告（４１）の初公判が２４日、東京地裁で開かれた。
被告は、白いぶかぶかのジャージー姿で法廷に姿を見せた。左右の手の甲には、大きな入れ墨が入っている。
被告は、傍聴席に知人男性を見つけると、軽く手を上げてニヤッと笑った。
検察側は、被告が昨年１２月上旬から、同月２５日までの間に、都内やその周辺で覚醒剤を使ったと指摘した。
捜査段階で被告は、覚醒剤の使用を完全に否定。警察で行われた尿検査で、薬物使用の陽性反応が出ると、
「警察官が尿に覚醒剤を入れたのでは？」「これは警察のでっち上げだ！」などと、荒唐無稽（むけい）な
発言を繰り返したとされる。
だが、今回の初公判で被告は「間違っているところはありません」と、一転して罪を認めた。
弁護人による被告人質問は、被告の交際女性のことに集中した。
弁護人「覚醒剤をやめる覚悟はできている？」
被告「はい」
弁護人「それは、真剣に交際している女性と関係があるのかな？」
被告「はい」
被告は昨年１１月、自宅近くのカレー店で働く女性と知り合い、１２月に同棲（どうせい）生活をスタートさせた
という。だが、それからわずか２週間後のクリスマスに、被告は逮捕されてしまったのだった。
弁護人「警察署での勾留（こうりゅう）後、東京拘置所に移されましたね？」
[産経新聞]2009.2.25 11:52
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)
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