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産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の世論調査で、
「国会議員でだれが首相にふさわしいか」を尋ねたところ、
民主党の小沢一郎代表が13・4%(前回1月調査比0・2ポイント増)で、前回から連続してトップだった。
麻生太郎首相は3・4%(同比2・5ポイント減)で、
与謝野馨財務・金融・経済財政担当相、石原伸晃幹事長代理、舛添要一厚生労働相らに抜かれ、
前回の4位から9位へ落ちた。
次期衆院選前の退陣なら自民党から後任が選ばれるが、同党議員への支持はいずれも10%未満の“ドングリの背比べ”で、
ポスト麻生レースが始まるとしても混迷は必至だ。
麻生内閣の不支持率が8割を超え、支持率は11・4%だったことで与党には衝撃が走っている。
記者団から感想を問われた公明党幹部は23日、
「どっひゃー、ガビーン。意気消沈だ。下がる一方じゃないか…」と、
素(す)っ頓狂(とんきょう)な声を上げた。
自民党の幹事長経験者は
「麻生政権はあと1、2カ月で持たなくなる。党内はバトンタッチさせる方法を考え出すだろう」と、
ポスト麻生レースが始まるとの見方を示した。
次期衆院選への危機感を強める若手も
「みんなの将来がかかっている。平成21年度予算案が衆院を通過したら政局開始の号砲が鳴る」と語った。
ただ、「だれが首相にふさわしいか」の設問では、「いない」が26・1%で最も多く、小沢氏への支持も決して高くない。
そして、小沢氏を上回る自民党議員は1人もいなかった。
3ポスト兼務でクローズアップされた与謝野氏は前回調査の10位から、小泉純一郎元首相に次ぐ3位に浮上したが、
小沢氏には及ばず、自民党内のポスト麻生不在を印象づけた。
昨年9月の自民党総裁選に出馬した石原氏や石破茂農水相(4・3%)、
小池百合子元防衛相(3・8%)も、支持は広がっていない。
>>2辺りへ続く