09/02/23 21:07:20 0
グリーンピースは無責任にも日本の捕鯨業内部の不正に焦点を当てるようなことをして、国際法
に反する捕鯨の本質問題から目を逸らしている。なぜ彼らは捕鯨船で行われている鯨肉横領と
いう些細な問題を暴く必要があると考えたのだろうか。
日本の捕鯨業はIWC(国際捕鯨委員会)の規則および商業捕鯨一時禁止令を破り、国際的に制定
された捕鯨禁止海域で絶滅の危機に瀕しているクジラを標的にしている。
日本がやっていることは南極条約やワシントン条約(CITES)、そして南極海洋生物資源保存条約
(CCAMLR)にも違反しており、オーストラリア南極領海域での捕鯨を禁止した豪連邦政府裁判所
の命令をも無視して操業しているのだ。
シーシェパード(以下、SSとする)は長年、南極海クジラ保護海域で行われている非合法な捕鯨と
戦っている。
グリーンピースとSSの違いは、グリーンピースが“抗議”組織なのに対してSSは“介入”組織だと
いうことである。我々SSは専ら違法行為に介入していく組織であり、言わば密猟取締り組織である。
我々はかつて誰一人負傷させたこともなければ重罪に問われた者もいないという“汚れなき”経歴
を持っている。重罪になる行為も“取締り”のためであれば正当化され得るなどとは、我々は考えて
いない。
鈴木&佐藤事件は不法侵入と郵送物窃盗の罪に問われたものである。まだ2人に有罪判決が
下ったわけではなく、我々も望んでいるが恐らく有罪は免れるだろう。しかし、だからと言って
グリーンピースの行為に正当化できる理由は微塵もない。
彼らは倉庫に侵入して配送中の荷物を盗み出したことを認めている。これが、SSの戦術は容認でき
ないとして公に非難している組織と同一グループがやったことである。
彼らに言わせれば、不法侵入や窃盗は正当化できるが“腐ったバター”を捕鯨船に投げ込むのは
「環境テロ」行為なのだ。しかし、「環境テロ」などと言う罪状は存在せず、これまでSSはそうしたこと
で起訴されることもなかった。腐ったバターを捕鯨船のデッキに投げ込んでも、国内海域では高々、
軽犯罪止まりである。 (>>2-5に続く)
シーシェパードHP:URLリンク(www.seashepherd.org)