09/02/23 07:22:54 0
インターネットなどで入手した安価なパチンコ玉やコインを、パチンコ店に持ち込んで換金し、
差額をだまし取る不正行為が全国で起きている。
かつて「不況知らず」といわれたパチンコ業界も苦境にあり、
この不正の背景には通常より安く玉を貸し出す店の増加や、廃業店舗が増え
中古の玉が大量に流出していることがあるという。
福岡県遊技業協同組合は加盟約400店に注意を喚起、
県警も窃盗や詐欺など犯罪になる可能性もあるとみて情報を集めている。
同組合などによると、パチンコ店では、パチンコ玉を一玉4円、コインを一枚20円で
貸し出すのが一般的。ただ高いギャンブル性への規制強化や景気悪化で客離れが進み、
数年前から一玉1円や一枚5円の低価格で貸し出す店が増えている。
福岡県も、ここ2年で100店舗を超えた。
またネット上では、廃業した店の玉やコインが安価で取引されている。
全日本遊技事業協同組合連合会によると、ここ3年で全国で2000以上のパチンコ店が廃業。
福岡県内でも年1割のペースで廃業しており、廃棄された玉やコインが流出しているとされる。
福岡県春日市のパチンコ店によると、昨年12月、約1万個の玉が持ち込まれた。
4人組の男が玉を入れた袋を体に巻き付けて入店し、服の下から玉を取り出している姿が
監視カメラに写っていた。
福岡市中央区のパチンコ店によると、昨年10月、男3人組がコイン約3000枚を
ポケットに入れ数回に分けて持ち込んでいた。
ともに安価な玉やコインを持ち込み通常の値段で換金、数万円を不正に得たとみられる。
パチンコの不正対策に詳しい企業、コスモローム研究所(大阪府)の南光国昭社長は
「持ち込み被害は全国で相次いでいる」と指摘。店員の巡回強化や監視カメラの増設を進める
店舗もあるが、福岡市南区のパチンコ店は「景気が悪く、従業員を増やせない」と困惑気味だ。
(以下省略)
ソース:西日本新聞
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)