09/02/22 06:05:11 GM/Oi1yP0
建設業や自動車業界、その他様々な業界で末端の人間はきつい思いをしている。
これは資本主義の社会である以上当然の構造。
しかし、テレビ業界がなぜ特に酷いかといえば、根本は報道事業者としての免許制だからである。
とてもじゃないが新規参入の壁は高く、既存の局は所轄の総務省によっって高い塀の中で守られてきた。
限られた局に広告資源が集中し、それを一部の人間が分配してきた。
本来、報道事業者として免許が交付されているのだから、報道番組を主体とさせるべきである。
報道を逸脱した放送を許してきたから、視聴率至上主義に至った。
結果、視聴率が取れないという理由で、報道番組が時間を削られ隅に追いやられてきた。
仮に、報道専門局とそれ以外の局と免許を別にしていたら、それぞれ質の高い放送を出来ていたはずである。
報道はCNNのように世界を相手に配信する局に。
それ以外は、質の高い番組作りに専念し、真のエンターテイメント企業に。
各局開局当初は既存の報道メディアである新聞社が作った。
報道は報道に専念すべきであった。
今や新聞社と局の力関係が逆転しただけでなく、両者共にネットに太刀打ちできない状況に陥った。
今後も放送事業を発展させていきたいのであれば、総務省は報道事業者に対しての免許を交付をもう一度考え直すべきではないか。