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かつて子供たちのあこがれだった百貨店の屋上遊園地が、次々とその姿を消している。
家族連れの買い物の場が郊外型の大規模商業施設に移っていることで、屋上遊園地は減り
つつあったが、近年の施設の建て替え・増築ラッシュが追い打ちをかけ、いまや絶滅寸前
となっている。近畿では現在、大阪市北区の阪神百貨店などにわずかに残るだけ。往時の
子供たちの歓声は消え、屋上空間の活用方法も様変わりしている。
屋上遊園地が減少した要因は少子化や子供の遊びの多様化。各百貨店は増築・改装などに
にあわせ、次々と屋上遊園地を閉鎖している。平成19年夏には高島屋大阪店(大阪市中央区)、
20年秋には近鉄百貨店阿倍野本店(同市阿倍野区)で屋上遊園地が相次いで消えた。現在、
近畿地方で残っているのは、阪神百貨店や高島屋京都店(京都市下京区)などわずかだ。
近鉄百貨店の広報担当者は「屋上で遊んで大食堂で食事をするのが、かつての家族連れの
定番コース。当時は百貨店がテーマパークの役割も持っていた。最近のテレビゲーム世代の
子供たちは屋上遊園地に興味を示さなくなった」と話す。
阪神百貨店梅田本店の屋上遊園地に3歳と4歳の息子2人と訪れていた堺市堺区の
佐藤智恵子さん(33)は「子供が安心して遊べる数少ない場所だし、何より開放的な
気分になれるので、減ってしまったのは寂しい」と話していた。
百貨店の屋上は当初から遊園地だったわけでもない。大正から昭和初期にかけては
屋上庭園が流行。周囲に高層ビルがなく、屋上は展望台を兼ねた大人の憩いの場だったが、
昭和20~30年代に入りファミリー客が急増したことを受け、屋上遊園地に様変わりした。
(>>2以降に続く)
▽画像:大阪市内で唯一遊園地が残る阪神百貨店の屋上。
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▽産経関西
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