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「廃ペット山積み」。2月8日朝刊1面の見出し。
不況でペットボトルのリサイクルが危機に陥っていることを伝えたものだが、
「廃ペット」という見慣れない言葉を見て、猫や犬が
たくさん捨てられていると勘違いした人がいたらしい。申し訳ない。
略語や新語を見出しに使う時、どのタイミングでどうつけるか、悩ましい。
認知度の見極めが大事だ。
例えば「携帯電話」。社会面に載った過去の見出しを調べると、
97年から「電話」を略すことが多くなり、
今はほとんど「携帯」。同年は携帯電話の普及率が最も伸びた年にあたる。
時々「携帯を持たない」という表現を見かける。よく考えると変な日本語なのに、違和感なく通じる。
最近では「派遣切り」。本紙記事では昨年11月の初出以降、苦境を伝える
記事の急増に伴い、瞬く間に定着した。そのスピードは、文字通り「100年に1度」
という不況のすさまじさを示しているよう。
「祈る景復」何の略? もちろん「景気回復」。まだ当分通じないか。【高添博之】
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