09/02/20 21:20:22 bd4fQDhTO
Aさんは巻き込まれた形でかわいそうだが、
一つの命を殺す決断に関与したのは確かだ。
それを責める気はないし、大いに同情もするが、
その事実を曲げるのは死んだ命に対しあまりに残酷だ。
なにもAさんに、死んだ命に償えなんていわない。
一人の判断ではなかっただろうし、そもそも償うなんて不可能だ。
現実は、すでに死んでしまったという意味で、
そこには償いだろうがなんだろうが、いかなる救いの余地もないのだ。
気付かせたいのは、今、彼女が「産まなかった」という事実を、
「産めなかった」という都合のいい方向に曲げてしまうことが、
死んだ命をもう一度殺すに等しい行為をしているということだ。
死者に、それもまったく無力で無為な受け身の死者に、
死んでなお鞭打たんとする行為であるということだ。
取りようのない責任なんて取らなくていい。
だが、残酷はよせ。
気付いていたらけっしてしないような残酷なら、特に。