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イヌネコの殺処分に立ち会った、人間には「看取る責任」
今月6日、秋田市の県動物管理センターで、県内で保護された犬18匹と猫18匹の
殺処分の現場に立ち会った。
中には、やつれた体で6匹の子犬に授乳していた母犬もいた。前日まで職員が
譲渡先を探したが、見つからなかった。
午前10時過ぎ、操作室で職員がボタンを押すと犬舎の壁が少しずつ動き出した。
さっきまで吠え続けていた犬たちは一斉に鳴きやみ、小さなハコの中に追い込まれていく。
「耐えられる?」と加沢敏明所長が心配して声をかけてくれた。「ペットとして飼われていた
この子たちの最期を看取(みと)る責任が人間にはある」。加沢さんの言葉を支えにした。
炭酸ガスが送り込まれ、約20秒で犬たちは意識を失い始め、約50秒後、最後の秋田犬が
天を仰ぐように首を持ち上げて、倒れ込んだ。
別室では、あの母犬と子犬たちが麻酔注射による処置を受けていた。成犬は通常、ガスで
処分されるが、最期は母子でとの職員の精いっぱいのやさしさだった。導入麻酔で意識が
もうろうとした母犬を職員がやさしくなでる。親子を隔てていた壁を取り去ると、
母犬はふらふらしながら子犬たちに寄り添い、2度目の麻酔で母子は眠るように逝った。
(以下>>2以降)
(2009年2月19日16時15分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
2月初め、この母犬と子犬6匹は天国へと旅立った(県動物管理センターで)
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