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歯の治療がうまくいかなかったと腹を立て、歯科医院の壁に白ペンキをかけるなどの
嫌がらせをしたとして、橿原署は１８日、大淀町桧垣本、産廃運搬業西村秀義容疑者
（６０）を威力業務妨害の疑いで逮捕したと発表した。
同署によると、西村容疑者は昨年１０月１９日午後８時半ごろ、患者として以前通って
いた橿原市の歯科医院の出入り口の壁に、白色ペンキを入れた瓶を投げつけ、
壁やドアを汚した疑い。
同署の説明では、西村容疑者は９７年ごろから同医院で治療を受け始めた。
だが、０４年ごろまでの間に受けたインプラント（人工歯根）治療について
「かみ合わせがよくない。治療費を返して欲しい」と不満を訴え、同医院から
約１５０万円の返金を受けていた。その後も「違う医院に行くため交通費を
出してほしい」と要求していたという。
同医院では０７年１月ごろから玄関先にジュースの瓶が投げ込まれたり、
牛乳がまき散らされたり、アジの干物が並べられたりする嫌がらせが
二十数回続いていたといい、同署は関連を調べている。逮捕は昨年５月に
設置した防犯カメラに西村容疑者の姿が映っていたのがきっかけ。
西村容疑者は「恨んでいたのは確かだが、やっていない」と否認しているという。
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