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★中川財務相 即日辞任 揺らぐ保守基盤 失態、進退迷走 エリート代議士 最大の試練 求心力低下避けられず
中川昭一衆院議員(55)の財務・金融相辞任は、強固な十勝の保守基盤を大きく揺さぶった。
中央での実績・実力をバックに保守内の結束を維持してきたが、一連の失態を契機に求心力の低下が懸念されている。
政治関係者は早期辞任でダメージを最小限にとどめたとみる半面、次期衆院選に向けて「立て直しには時間を要する」との認識で一致。
エリート代議士は議員就任後、最大の試練に立たされている。
中川氏の十勝連合後援会の有塚利宣会長は「職に執着することなく潔い判断。地元として最大限の支援をする」と強調。
「なぜ辞めることになったのか、本人から誤解を払しょくしてもらう。私も後援会を回り説明する」と述べた。
自民系道議の役員は「尾を引かないよう早期辞任を決断したのは賢明な判断。財務大臣は相当な激務で本人もやせたように見えた。
今は体調を戻すのが先決」と語る。
今回の辞任に際し保守内で心配されているのがイメージダウンだ。
辞任の契機となった国際会議後の記者会見の模様が繰り返し映像で流され、中川氏の支持者の間でも複雑な反応を呼んだ。
中川系の元市議は複数の知人から電話を受けた。
「ある人は『もう中川と(投票用紙に)書くのはやめる』と怒り、別の人は『郁子さん(中川氏の夫人)が気の毒』と同情する。
いろんな声が交錯している」と漏らす。
重要閣僚、党要職を歴任してきた中川氏に対しては、地元との乖離が不安視されてきた。
それでも保守内の結束を維持してきたのは中央での実力。
農業界や経済界は政治力の恩恵を受けてきたが、その実績が揺らぐ事態にもなった。
経済界には「(中川氏は)地域にとってまだまだ必要な人材」との声が根強い。(中略)
中川氏の古参支持者は「本人としては初めての試練ではないか。少し『裸の王様』になっていた。
真摯(しんし)に反省し支持者1人1人に説明しなくてはならない。真価が問われる」と、ゼロからのスタートを説いている。
十勝毎日新聞(抜粋) URLリンク(www.tokachi.co.jp)