09/02/18 13:20:09 0
★ローマの醜態とメディア 玉置和宏
日本政府の閣僚としては前代未聞の愚かな中川前財務相の会見が、G7後のローマから世界に記事と映像で発信された。
その時BBCのライブを見ていたが、コメンテーターは中川氏のことを「泥酔状態だ」と最初から断定的だった。
信じられないようなシーンが世界に流れて辛かった。
その後何度も見たのだが、驚いたのは隣で補佐すべき財務官が心配そうだがそれほど驚愕した顔をしていないことだ。
普通ならあの異常な仕草と物言いを聞いたら、会見を身をもって中止させるだろう。
「大丈夫ですか、体調が悪いなら財務相の部分は私が引き受けます」と言って退席させてもおかしくない。
いやそれこそが陪席の危機管理であろう。リスク管理とは靴をぶつけられる時の防御行動だけではない。
これは推測だが、隣席の日銀総裁を含めて財務相の「酒癖」が普段の範囲で、それほど驚くべきことではなかった
ことを物語っている。残念ながらその証言はいくつもある。例えば最近の国会の財政演説で20数カ所の読み間違いだ。
単純な見間違い、読み違いもここまで来ると国会軽視、国民軽視になる。問題はそれが「薬より深酒」によると
財務省も国会議員も新聞記者もみんな知りながら甘く見逃してきた。ただここまで失態するとは考えなかったのだろうが、
これは知っていた人の「全員責任」だといわれても仕方がない。
日本の報道はどうか。不思議なことに外国メディアがこの奇怪な行動をあからさまに報道しているのに、
ほとんど伝えていない日本の大新聞もあったことだ。この新聞にまともなローマ特派員か随行記者がいれば、
もちろん書いたであろう。いや送稿してこなければデスクとして催促するのが仕事だ。
あってはならないことだが、実際に書いてきたのに本社デスクサイドが自主規制でボツにしたのだろうか。
だがこの新聞だけを責めるのではない。
ほかの新聞の報道も本格的な腰が入っていたかといえば必ずしもそうでもない。
その中で身びいきと言われるかもしれないが、この愚行を大新聞の社説で最初に厳しく質したのは毎日新聞だけだった。
(続く)
毎日新聞 URLリンク(mainichi.jp)
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