09/02/21 11:15:34 93witFUm0
>>928
○渡辺武君 大臣の意図はわかりました。
しかし、客観的に言いますと、
確かにIMF保有円を外為会計から
新たに通貨代用証券を発行して償還さして、
この円をもって日銀保有の通貨代用証券を
さらに償還するというというような裏面の措置があるわけですから、
それは確かに一時的だということは言えるとしましても、
客観的に見ますと、日銀保有という道によって
一応やはり外貨準備の基礎と切り離された条件で
円が国際的に流通できるというような条件ができたのじゃないかというふうに考えるわけです。
しかも、この前の御答弁によりますと、
今後発行する通貨代用証券だけではなくして、
従来すでに発行してIMFが保有している国債も
今後は通貨代用証券と同じように日銀保有の道が開かれるということになるわけですから、
いまのところは額は少ないにしても、
従来以上に日銀引き受けによる円の国際的流通というような道が大きく開かれるということになるかと思います。
そのほかに、IMF出資円のほかに国際的に流通する円が今後増加するということが考えられるわけですから、
したがって、これは、政府の意図はとにかくとして、
一つの経済法則として、いまは規模が少ないけれども、今
後の問題としては、インフレーションの国際的な拡大といいますか、
その可能性が今度の措置によって切り開かれたのじゃなかろうか。
そしてまた、同時に、そのこととも結びついて、いまは円が高いわけですけれども、
しかし、将来、円の信用の動揺というような可能性も
今回の措置によって客観的に切り開かれたのではないかというふうに考えられるわけですが、
その点についての大臣の見解と、それからまた、そういう可能性が経済法則として十分考えられるとすれば、
とるべき措置はどんなふうに措置をとられるのか、その点をお伺いしたいと思います。