09/02/20 21:35:03 BmchUsEp0
>>13,792,816,833,838,841
●(IMFに拠出するのは「10兆円」ではなく「1000億ドル」である)
ほとんどの報道で「10兆円を国家予算からタダで差し上げる」かのように報じているが、
これは誤報に等しい。
実際には「1000億ドル」(米ドル)を IMFに貸し付ける・あるいは出資することになる。
総理の発言を読むと「IMFに対して増資するにしても時間がかかるので、
今は時間が急ぐので」という前置きがあり、
「出資するには手続き上の時間がかかるから、貸し付ける」と
いうニュアンスに読み取ることができる。
実際IMFでは財源補完のため、加盟国から資金を借り入れる仕組みを持っているし、過去に前例もある。
当然貸付の場合には後日利子付で返済されることになる。また、「10兆円」ではなく「1000億ドル」と強調したのは、
この拠出金は日本銀行や財務省が外貨準備として保有しているアメリカドル・アメリカ国債が原資となっているから。
●(外貨準備とは)
1 日本企業が海外で儲けたお金を日本に還流する際、円が買われドルが売られるが、
その額がぼう大なため、そのまま放置すると円高が進行してしまう。
2 それを防ぐため、日本銀行や財務省などの通貨当局が米国債などの外貨建て資産を購入し、バランスを調整する。
3 結果として外貨建て資産が増え、外貨準備高が大きくなる。
ということ。為替を安定させるためには必要不可欠な資産ということになる。
日本が鎖国するということであれば売り払ってもかまわないのだが、それは事実上不可能。
もちろんドル建ての資産のため、そのままでは日本国内では使えない。
仮に(どこぞの政党が主張したように)国内で利用できるように売ることにでもなれば
「米国債を売ってドルを手に入れる」「ドルを売って円を買う」プロセスを踏むため、
猛烈な円高ドル安を呼ぶことになる。
日米間だけでなく世界的な為替の混乱は起きる。
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