09/02/17 21:51:49 0
東芝、富士通のHDD事業買収
東芝は17日、富士通のHDD(ハードディスク駆動装置)事業を買収すると正式発表した。
海外の組み立て工場や開発部門を300億~400億円で買収する。富士通はHDDの主要部品で
あるディスクの製造工場は昭和電工に売却する。パソコンなどデジタル製品の市場は振るわず、
各製品に搭載されるHDDも採算が厳しいが、東芝はシェア拡大で生き残りを図る。
東芝が買収するのは、HDDを組み立てている富士通のタイ工場とフィリピン工場、子会社の
山形富士通(山形県)などの設計・開発部門、海外の販売部門など。富士通が売却対象の
受け皿となる新会社を設立し、東芝が新会社の全株式を段階的に取得する。
東芝は、富士通のHDD事業買収を通じて「サーバー向けHDDの開発や販売」(幹部)に
参入する。買収で手に入れる販売網や開発力をいかし、次世代の記憶装置として期待される
半導体のNAND型フラッシュメモリーの販売拡大にもつなげる考え。
富士通は、HDDの基幹部品であるヘッド事業から3月末に撤退することを決定済み。
ノート型パソコンに使われる「2・5型」と呼ばれる小型HDDなどを手がけてきたが、
価格下落が激しく、09年3月期はHDD分野で250億円の営業赤字になる見込み。
今回の事業売却で特別損失300億円を追加計上するため、09年3月期連結決算の
純損失は1月予想の200億円から500億円に拡大する見通しだ。
朝日新聞 asahi.com(湯地正裕、2009年2月17日20時5分)
URLリンク(www.asahi.com)
URLリンク(www.asahi.com)