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会見は、子供から見ても相当疲労がたまり…辞意の中川氏
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中川財務・金融相が、東京・霞が関の財務省3階の記者会見室に姿を見せたのは、この日午後0時35分すぎ。
中川財務・金融相はゆっくりイスに腰をかけると、「改めて今回の件についておわびをしたい」と切り出し、用意していた紙に目を落としながら、
「自分の健康管理の不注意から、国民の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くおわびします」などと辞意の理由を話し始めた。
会見場に詰めかけた報道陣は約100人。フラッシュがたかれる中、中川財務・金融相は時折、悔しそうな表情を見せ、なぜ辞任が今すぐではなく、
来年度予算の衆院通過後なのかという質問には「景気回復のために、与えられている仕事を全うすることが大事だと判断した」。
「自分の体調管理が出来ない人が国会審議を全う出来るのか」と追及されても、「病院に入院して体力を温存し、審議に臨みたい」と予算成立にこだわった。
◆財務相の会見要旨◆
▽病院で診察を受け、疲労がたまっているという診断を受けた。関係方面に多大なご迷惑をかけたことをおわびする。
景気回復のために総理の指示の下、全力を傾注してきた。国会で2008年度第2次補正予算案、関連法案、09年度予算、
関連法案の審議が大詰めを迎えている。私としては全力を挙げて取り組むと同時に、09年度予算案、関連法案が衆議院で通過すれば、
私自身のけじめとして直ちに辞表を提出したい。残された日々の職務に全力を尽くす決意だ。一日も早い景気回復の実現に向けて努力したい。
▽(ただちに辞任しない理由は)与えられた緊急の課題を全うすることも大事だと判断した。予算審議に全力を尽くす。
▽ローマでの(G7閉幕後の)記者会見の後、いろいろな方から意見を頂き、最終的には今日、首相らに申し上げた。首相からは当面の
懸案課題に全力を尽くすようにという指示があった。景気回復が最優先であり、それに全力というのが我々に与えられた課題だ。
>>2以降に続く