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「かんぽの宿」騒動で分かった! 賛否両論なき日本のネットはゴミの山
~今こそトーマス・ジェファーソンの名言に学べ~
URLリンク(diamond.jp)
私は“かんぽの宿”騒ぎで色々なことを考えさせられましたが、その中で、インターネットについても宗旨
替えせざるを得なくなりました。少なくとも日本では、インターネットは民主主義やジャーナリズムといった
社会の基盤の強化には全く役立っていません。マスメディアが苦境に陥ってもインターネットがあれば大丈夫
なんて理想論は忘れましょう。日本における民主主義やジャーナリズムの将来のためには、マスメディアの
再生が不可欠なのです。
◆トーマス・ジェファーソンの名言
トーマス・ジェファーソンのことを知らない人はいないでしょう。米国が欧州の植民地支配から独立するときに
アメリカ独立宣言を起草した人物であり、民主主義の歴史を語る上で欠かせない人物です。では、読者の
皆様は、そのジェファーソンが1787年に記した以下の名言をご存知でしょうか。「“新聞のない政府(a government
without newspaper)”と“政府のない新聞(newspaper without a government)”のどちらかを選べと言われたら、
私は迷わず後者を選択するであろう。」
そうです。民主主義の旗手であったトーマス・ジェファーソンは、民主主義の維持のためには政府よりも
ジャーナリズムの役割が重要であることを、18世紀末の時点で喝破していたのです。
時代は移って21世紀に入り、デジタルとインターネット(以下“ネットと略します)の普及によって、世界中の
新聞が広告収入の激減で瀕死の危機に喘いでいます。新聞ほどひどくないにしても、テレビ、特にローカル
放送も同様の苦境に直面しています。トーマス・ジェファーソンが重視した新聞のみならず、ジャーナリズムの
担い手であるマスメディア全体が崩壊の危機にあるのです。マスメディアのビジネスモデルが時代遅れに
なったことが最大の要因であり、経済危機はそれを早めただけに過ぎません。
>>2-20あたりに続く
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