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鯨肉窃盗:弁護側、無罪を主張--公判前整理手続き /青森
国際環境保護団体「グリーンピース・ジャパン」(GP)=東京都新宿区=のメンバーによる鯨肉窃盗事件で、
窃盗と建造物侵入の罪に問われたGP海洋生態系問題担当部長、佐藤潤一(32)ら2被告の
第1回公判前整理手続きが13日、青森地裁(渡辺英敬裁判長)であり、
弁護側は無罪を主張した。次回手続きは3月23日。
地裁によると、争点は▽鯨肉を自分のものにしようとする不法領得の意思があったかどうか
▽持ち出した目的に照らし、行為に正当性があるかどうか▽国際人権規約により保障されるか--の3点。
会見を開いた弁護側は、国際人権規約を根拠に「鯨肉を持ち出して横領の実態を告発した行為は、
ジャーナリストに保障されている『表現の自由』と同等のもの」主張。逮捕、起訴は同規約に反するとした。
起訴状によると、佐藤被告とGPメンバーの鈴木徹被告(42)は昨年4月16日、
西濃運輸青森支店(青森市)に侵入し、宅配用段ボール箱に入った
鯨肉23・1キロ(5万8905円相当)を盗んだとされる。
■ソース(毎日新聞)【矢澤秀範】
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