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北朝鮮による長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射準備を受け、米軍が弾道ミサイル監視機「RC135S」
(コブラボール)を沖縄県の嘉手納基地に展開させたことが14日、分かった。
北朝鮮を非難しているヒラリー・クリントン米国務長官の16日の来日に合わせ、軍の運用面でも発射に踏み切らないよう
強く牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。自衛隊も電子偵察機による情報収集活動を強化する方針を固めた。
米軍は、北朝鮮が平成18年7月5日にテポドン2号を含む弾道ミサイル7発を発射した際も、1カ月以上前の5月末から
嘉手納にコブラボールを配置。連日のように長時間飛行し、発射当日も偵察飛行を行っていた。
コブラボールは弾道ミサイルの飛行を監視する電子偵察機。赤外線センサーでミサイルを追尾し、ミサイルが発する
電波情報などから弾道や性能を分析する。発射地点の割り出しや着弾予測地点の特定もできる。
今回、嘉手納に配置したコブラボールは2機で、13日夜、相次いで米本土から飛来してきた。発射準備は切迫していないが、
嘉手納にとどまり、継続的にテポドン2号に関する偵察飛行を行うとみられる。
米軍が保有しているコブラボールは全3機。このうち2機を嘉手納に展開させたことは、オバマ政権発足直後から発射準備で
揺さぶりをかけてきた北朝鮮に対し、米側が強い軍事デモンストレーションに出たとの見方がある。(続く)
産経新聞 政治 2009.2.15 01:37
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