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『種の起源』で進化論を唱えた英国の博物学者、チャールズ・ダーウィン(1809~82年)
の生誕から12日で200年。進化論は当時、生命は神によって造られたとするキリスト教の教え
に背くと受け取られ、大きな反響を巻き起こした。進化論はその後、多くの科学者たちの支持を
得たにもかからわず、米国では逆に進化論を信じない人が増えるなど、科学と宗教の論争は
くすぶり続けている。
英エディンバラ、ケンブリッジ両大で医学や神学を学んだダーウィンは博物学にのめり込んだ。
31年から5年間、英海軍の測量船ビーグル号に乗船し、動植物や地質を観察しながらガラパゴス
諸島など南半球を航海した。生物は自然淘(とう)汰(た)を通じて進化すると確信し、59年に
『種の起源』を刊行した。
進化論は科学界や社会の注目を集めた。しかし、英国国教会では、進化論は神の教えに反する
という批判が噴出。一方で、自然淘汰こそ神が生命をデザインするために造り出したルールだと
して支持する声もあった。信仰心の厚い妻のエマは、夫の科学的探求心が神の教える道を外れ、
来世で2人が離ればなれになることへの不安を書き残している。
米科学普及団体ナショナル・ジオグラフィック協会のニュースによると、欧米、日本、トルコ
など32カ国を対象にした2005年の調査で、デンマークやスウェーデン、フランスでは
8割以上が進化論を受け入れていた。一方、米国では進化論を明白に正しいと考える大人は14%
にとどまり、3分の1が明確に拒絶するなど、進化論を信じる人は最下位のトルコに次いで
少なかった。
米国のハリス世論調査では、「人間は前段階の種から進化した」と考える人は米国で1994年
から2005年にかけ44%から38%に減少し、そう考えない人は逆に46%から54%に増え
ていた。別の調査では、米国の8割近い人が「学校では、進化論の根拠とともにその反証も教える
べきだ」と考えていた。(>>2以降に続く)
▽産経ニュース
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