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「500円殺人」被告の女に無期懲役 さいたま地裁
2009年2月13日11時16分
500円の「報酬」を渡したホームレスの男と共謀して、トラック運転手の男性を
殺害したなどとして強盗殺人と死体遺棄、詐欺罪に問われた雑貨店経営、
白石敦子被告(57)=埼玉県上尾市上=の判決公判が13日、さいたま地裁であり、
大谷吉史裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。大谷裁判長は「反省は皆無。
粗暴で短絡的で自己中心的。生涯をかけて贖罪(しょくざい)すべきだ」と述べた。
判決によると、同被告は昨年3月1日昼ごろ、路上生活をしていた知人の
渡辺義雄被告(59)=上告中=と共謀し、経営する市内の雑貨店にトラック運転手
河原塚建一さん(当時66)を連れ込み、頭に手提げ袋をかぶせるなどして窒息死させ、
現金3万円や預金通帳を奪うなどした。河原塚さんは雑貨店の入っていたビルの
オーナーで、被告に立ち退きなどを迫っていた。
白石被告の公判に証人で出廷した渡辺被告によると、河原塚さんを上尾市の荒川に
遺棄した翌日に500円硬貨を手渡されたという。白石被告は公判で「私は脅されていた」
と強盗殺人などについて無罪を主張していた。
asahi.com社会
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