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逮捕後、すぐに保釈された「軍団」の指導者は、次は「バレンタインデーを祝う者を見たら制裁を加える」と宣言した。
これに呼応するように、ムンバイや東部オリッサ州など各地で、ヒンズー過激派やイスラム系組織までが、
続々と「バレンタインデー粉砕」の声明を出している。
女性の外出やオープンな男女交際を敵視し、暴力も辞さない過激派の言動には、有力紙の社説や女性閣僚から、
「(アフガニスタンのイスラム教原理主義勢力)タリバンと同じだ」との非難が相次いでいる。
しかし、ヒンズー至上主義団体の一つ、「全インド学生連合」ニューデリー支部長のラケシュ・シャルマ氏(34)は
「バレンタインデーのような風習が自己中心の欧米的思考を広め、家族中心のインドの伝統を破壊する」と譲らない。
与野党双方の政治家からも、「女性がパブなどに行くのは、インド文化に合致すると言えない」といっ
た過激派の論理に理解を示す発言が出ており、女性に貞節を求め、
自由な男女交際を認めない圧力が根強いことをうかがわせる。
こうした騒ぎに、デリー大生のスニル君(23)は、「バレンタインデーを祝うのは、インドが変わりつつあるのと、
それが何も悪いことでないことを実感したいから」と涼しい顔。14日はガールフレンドと平穏に過ごせるよう祈っている。
(おわり)