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★パイオニアがテレビ事業から完全撤退へ、カーエレに経営資源集約
・パイオニア<6773.T>は12日、テレビ事業から2010年3月期までに完全撤退すると発表した。
ホームエレクトロニクス事業での改革が損益改善につながらないと判断し、カーエレクトロニクス
事業を主軸とする事業構造に再編成する。これに合わせて世界で1万人規模の人員削減も進め、
組織のスリム化も加速する。
テレビ事業は、現在販売している商品を最後に自社開発を中止し、2010年3月までに撤退する。
足元の市場変化が想定を大きく上回っており、損益改善が見込めないと判断した。光ディスク事業は、
他社との具体的な協業について検討しており、合弁も視野に入れた損益改善施策を進める方針。
これにより、ホームエレクトロニクス事業は、同社が得意とする音響に関連した技術やノウハウを
生かし、オーディオ、DJ機器、CATV関連機器の3分野に注力する。
カーエレクトロニクス事業は、市販品・OEM(相手先ブランドによる生産)品ともに自動車需要
減少の影響を受けている。しかしパイオニアは、2011年3月期に回復基調に入り、その後は
環境・省エネルギー対応などの新たな需要が拡大すると想定し、経営資源を振り向ける。
事業構造改革に合わせ、世界で30社ある生産会社を約3割削減し、全世界で従業員を08年
12月末比で約6000人削減する。派遣・請負社員は約4000人削減する。
パイオニアは同日、2009年3月期の連結当期損益(米国会計基準)予想を、1300億円の
赤字に修正する(従来予想は780億円の赤字)と発表した。前年同期は179億円の赤字だった。
トムソン・ロイター・エスティメーツによる過去30日間の主要アナリスト3人の予測平均値は
974億円の赤字。
2008年4―12月当期損益は791億円の赤字に転落した。前年同期は116億円の黒字だった。
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