09/02/12 10:09:38 0
疑惑噴出に恐れをなしたのか、日本郵政の西川善文社長はかんぽの宿のオリックスへ
の一括譲渡について、「白紙撤回もあり得る」と言い出した。しかし、これで「疑惑に
ふた」というわけにはいかない。国民の財産を勝手に処分して、説明すら拒否する日本
郵政は、疑惑の伏魔殿だ。徹底解明が必要なのは言うまでもない。
(中略)
「土地の値段は、公有財産評定委員会(副市長や総務部長ら7人)を開催し、決定しま
した。委員会が開かれたのは07年5月。周辺の取引実例10件と固定資産税の評価額
から、平方メートルあたり1万4000円に決まったのです」(渡瀬貴久事務局長)
指宿のかんぽの宿は1万9422平方メートルもある。単純計算すると、土地代だけ
で2億7000万円強。これがなぜ、1万円なのか。あまりにもフザケた話だ。
現地で取材したジャーナリストの横田一氏はこう言う。
「指宿市の土地の相場はほとんど横ばいです。指宿市の道路計画を知った後、郵政公社
が周辺の土地を調べれば、土地代だけで3億円近い価値があることはすぐに分かったの
です。地元の観光業者も『この物件は数億円の価値がある。1億円以下なら、観光業に
関係のない資産家も飛びついたはずだ』と言っていました」
国民の共有財産を平気で叩き売る日本郵政。こうした背信的行為を看過するわけには
いかない。
(日刊ゲンダイ2009年2月9日掲載)
URLリンク(news.www.infoseek.co.jp)