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岐阜県羽島市のイチゴ農家、奥田美貴夫さん(55)が県ブランド「濃姫」を改良した特大イチゴを開発した。
希望小売価格は1個5万円。「宮崎県の東国原知事が宣伝するマンゴーに絶対に負けない」と高級果物市場を席巻する意気込みだ。
「美人姫」として意匠登録し、来年から販売する。
「美人姫」は1個の重さが80グラム以上。県農政部によると、「濃姫」は最大サイズの3Lで重さの基準は28グラム以上のため、
約3倍の「巨体」になる。
奥田さんは30年以上かけて栽培方法を研究。苗がシーズン初めに開花する「第1花房」時に3~5個の花房を残して摘み、
栄養分を残った花房に集中させると、約40日後の「第2花房」時に特大イチゴが収穫できる方法を編み出した。
来年1月下旬~3月初旬に計500箱(4、5個入り)を出荷する予定。奥田さんは「糖度は15度以上で甘く、
味、色ともに申し分ない。農家の利益も増えるので、農業離れに歯止めをかけたい」と話している。
[朝日新聞]2009年2月11日14時4分
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奥田美貴夫さんが開発した特大イチゴ「美人姫」=岐阜市
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