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先日、普段から付き合いのある測量業者から、「ある市の入札で落札できなかった。どうも不正があったらしい」との電話を受けた。
いわゆる「タレコミ」。
無駄足を踏むケースも多いが、時に、特ダネにつながるなど、貴重でありがたいニュース源だ。
ところが翌朝、「他の新聞社にも話した」とくだんの業者。
「独自の情報入手」は記者の至上命題だけに、肩を落とした。結局、ほかの記者とも話し、「記事にするまでもない内容」
との結論に至った。
社会正義から寄せられるタレコミもあるが、マスコミを利用して記事にし、自分を有利にしようとする人も少なくない。
4月は山陽小野田市長選がある。
激戦の選挙ほど、出所不明の怪文書が飛び交いがちだが、情報を正確に見極め、公正な報道に努めたい。【後藤俊介】
〔山口版〕
毎日新聞 2009年2月10日 地方版
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