09/02/10 19:30:09 0
頼みの経済も、失われた10年を経て、回復軌道に乗ったかと思ったら、世界金融危機勃発。アメリカの消費バブルに頼
った、日本の輸出バブルは崩壊してしまいました。
今回の危機は、一時的なショックでは終わりません。巨額の貿易赤字と財政赤字によって、無理に膨らましてきたアメ
リカの消費水準は、危機以前の姿に戻ることはないでしょうし、同じく、アメリカの需要に支えられてきた中国の成長
も失速しました。つまり、米中向け輸出のみに頼った日本の経済モデルは破綻をきたしたわけです。
アジア経済を特集している今週の英『エコノミスト』誌は、皮肉交じりにこう述べています。「かつて日本は、"輸出主
導の繁栄"というモデルを示し、アジアのリーダーを自認していた。今こそ他のアジア諸国は、日本を頂に置く既存の序
列を打ち破るべきだ」("Asia's Suffering"、The Economist, Jan 29th、2009)。
経済面でも、日本はアジアのリーダーから落っこちようとしているのです。(抜粋)
URLリンク(www.toyokeizai.net)
If emerging Asia needs a warning of the dangers of relying on exports, it need look no further than Japan.
Japan's decade-long stagnation ended in 2002, thanks to a boom in exports, especially to China. Now, largel
y because of its failure to tackle the root causes of weak domestic demand, it is taking more of an economi
c hiding than any other rich country. Japan used to see itself as the lead goose in a regional flight forma
tion, showing the way to export-led prosperity. It is time for the other geese to break ranks.(抜粋意訳:
日本は主に中国向けの輸出のお陰で2002年に長年の不況から脱し、今や内需が弱く、他の先進国以上に経済が低迷して
いる。日本は輸出主導の繁栄でアジア(地域)のリーダーを自認していたが、今こそ他のアジア諸国はその序列を打ち
破る時だ) 英文ソース URLリンク(www.economist.com)