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現在の音楽界では(略)、歌手・アーティストの高齢化が進んでいる。
こうした傾向の背景には、CDのメイン購買層の高齢化という事実がある。日本レコード協会によるレポート(2007
年調査分)によると、現在、CDセル市場で最も大きなシェアを占めているのは50~60代で、全体の約38%。そこに3
0~40代のシェアを合わせると、CDセル市場の約65%をミドル~シニア層が占めていることになる。CDパッケージの
売上で稼ぐレコード会社にとっては、レンタルや楽曲ダウンロードを好む傾向にある10代よりも、利幅の大きいア
ルバムを律儀に買ってくれるアダルト層はありがたい顧客。だからこそ、各社はそうした世代が好むようなアーテ
ィストの育成に力を注ぐのだろう。最近増えている、バンド再結成や復活劇もその一つだ。
(抜粋)URLリンク(www.cyzo.com)
80~90年代の「バンドブーム」をにぎわした人気バンドの再結成が相次いでいる。
背景には、音楽不況がある。日本レコード協会によると、07年における米国全体のCDとインターネット販売による
楽曲の総売り上げは約5400億円で5年前から半減、英は約1710億円で3分の2ほどまで落ち込んでいる。音楽業界は収
益の中心をCDからライブに転換し、新たなビジネス形態を模索した。
(略)
同協会によると、日本のCDなどの売り上げは07年に約3150億円で、音源の不正コピーなどにより5年前から約1000億円
減った。
一方、97年から毎年夏に新潟県のスキー場で「フジ・ロック・フェスティバル」が開かれるなど、ロックフェス市
場はこの10年で飛躍的に拡大した。ぴあ総合研究所の推計では、入場料収入だけで07年は120億円規模という。同研
究所主任研究員の笹井裕子さん(37)は「アーティストは活動がうまくアピールでき、高い報酬も得られる」と話
す。伊藤さんは「興行会社にとって再結成は公演の目玉となり、バンドとしては集客できる裏付けがあるため踏み
出しやすい」と分析する。(抜粋)URLリンク(mainichi.jp)