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・神奈川県・小田原の新たな名物をつくろうと、地元の県立専門高3校の女子生徒たちが、
女性をターゲットにした和風駅弁「小田原小町 陸海(りくみ)ちゃん」を地元業者と共同で
考案し、JR小田原駅などで販売を始めた。
商業、工業、農業を専門とする各校生徒の知識と技術を生かし、2年がかりで完成させた。
弁当を開発したのは、小田原総合ビジネス高、小田原城北工業高、吉田島農林高(開成町)の
女子生徒たち。3校は2004年度から、小田原市内の商店街の空き店舗で、全国の農業高校や
水産高校が作った缶詰やジュースなどを販売し、売り上げ増を目指す課外活動を行ってきた。
この活動に、小田原市の弁当販売業者「東華軒(とうかけん)」が注目。高校生たちの感性を
取り入れた新しい弁当をつくろうと、06年秋、3校に共同開発を持ちかけた。
生徒たちは、総合ビジネス高のマーケティングの知識をもとに、売れている弁当の特徴などを検討。
女性客に狙いを定め、薄味の和風弁当を開発することに決めた。容器も2段重ねにし、バッグに
入れて持ち運べるように工夫。包装紙のイラストは、城北工業高のデザイン技術で、小田原城を
中心に地元ゆかりの小梅の絵をちりばめ、かわいらしく仕上げた。
一番苦労したのは食材選び。健康に良いものを取り合わせると、茶色など地味な色で染まってしまう。
「これでは女性に受けない」と、健康食材を使って、しかも見た目を華やかにすることにこだわった。
何度も試食を重ね、今年1月にようやく自信作が完成した。
下段には、農林高の農薬を使わない「アイガモ農法」で栽培した米で炊いたタケノコご飯。
上段には、彩りと品数にこだわって、サバのみそ煮や野菜とエビのテリーヌ、地元特産の
梅ジャムを使ったパイなど7品を詰め合わせた。
山と海に囲まれた小田原のイメージから「陸海ちゃん」と名付け、価格は1個840円に。
総合ビジネス高3年、柳下喜美さん(18)は「初めは健康に配慮し過ぎて、製造原価が2000円を
超えてしまった」と苦笑い。(抜粋)
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