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★予算委員会で暴かれた「日本郵政・オリックス」つなぐ人物
「入札は公正に行われた」―。オリックス不動産への「かんぽの宿」一括売却につい
て、日本郵政はこう主張するが、入札後に売却リストから優良物件が外されるなど、疑
問は膨らむばかり。そうした中、オリックスと日本郵政をつなぐ人物の存在が明らかに
なった。宮内義彦会長が「かんぽの宿」に強い関心を抱いていたことも分かっている。
それでも入札は透明と胸を張れるのか?
(中略)
オリックスグループは、ここ最近、経営難になったホテルや旅館を買収する“再生ビ
ジネス”に力を入れている。オリックスが、「かんぽの宿」に早くから並々ならぬ興味
を抱いていたことは間違いない。それは、宮内義彦会長の著書「経営論 改訂版」にハ
ッキリと記されている。
〈「かんぽの宿」は、料金の割に施設が充実しているため、主婦層を中心にした顧客基
盤をしっかりと築いています。こうした施設に民間のホテル、旅館業が対抗していくの
は容易ではありません〉
つまり、宮内氏自身が「かんぽの宿」の価値を高く評価していたのだ。
確かに、「かんぽの宿」は会員数100万人を超える「メンバーズ」が存在し、リピ
ーター率が高い。稼働率も7割程度あり、宿泊施設としては優秀だ。それなのに、日本
郵政が「かんぽの宿」の赤字垂れ流しをやたらと強調するのには違和感がある。ボロ物
件に見せかけて、オリックスが安く買えるようにしたんじゃないか―。そう勘ぐりた
くもなるのだ。
しかも、オリックスよりもはるかに高額の価格を提示した不動産会社が、なぜか敗退
した。あまりにも不透明、不可解と言わざるを得ない。
(日刊ゲンダイ2009年2月6日掲載)
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