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★『文藝春秋』は腹がすわっていない…西尾幹二
「文芸春秋」二月号が保坂正康氏の筆で「秋篠宮が天皇になる日」という大胆な論文を掲げましたので、一読後の感想を述べておきます。
「総力取材」とか「核心取材」といった語が踊っていますから、よほど確かな見通しのある証拠や証言に基づく記述かと思って読みましたが、
必ずしもそうとはいえません。
しかし、こうした特別論文をわざわざ揚げた意味と目的が単にその程度のものなら、何もこんな驚かすようなタイトルを付けなくてもよいのにと
思いました。次の天皇、第百二十六代の天皇が秋篠宮であってもよいと言おうとしているのか、あるべきだと言おうとしているのか、
その辺が判然しません。秋篠宮が次の天皇であるべき理由は、これらの諸問題が風雲急を告げている結果にほかならないのです。
◆天皇の現実の苦悩
まず何よりも皇位継承の不安に関する天皇の苦悩にわれわれは目を向けなければなりません。天皇の苦悩は、皇室問題は国家の問題だ
という認識に立っています。その認識は私たち国民も天皇と共有しています。そしてそれは現実のきわめて厳しい問題です。
厳しくしてしまっているのは皇太子ご夫妻です。
「文芸春秋」二月号は現下の雅子妃問題についてひとことも触れていません。秋篠宮の皇位継承を唱えるのはいいですが、
その手前にある現実の問題をどう解決しようとしているのでしょうか。解決しなければならない諸案件、例えばいよいよここへ
来ての天皇陛下への御聖断の要請、皇室会議の招集の準備とか、手続き上の数多くの理由づけなどもきちんと考えた上で
「秋篠宮が天皇になる日」は書かれたのでしょうか?単なる願望や希望を述べただけというのなら少し無責任すぎます。
そして、例えば私の昨年の「WILL」での発言を当てつけて「一部のメディアの雅子妃バッシング」などと言い放つのは無礼で
あるだけでなく、本当の現実を見届けようとしてきた私の問題への対応を真に理解してもいないのです。
URLリンク(web-will.jp)
WILL3月号P38より抜粋
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