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★陰部露出し女性ホームから落とす 無職男に懲役３年判決 地裁八王子支部
・電車内のわいせつな行為を見とがめ、ＪＲ拝島駅ホームで腕をつかんで同行を求めた
女性を突き飛ばして線路に転落させ、全治３カ月のけがを負わせたとして、公然わいせつと
傷害の罪に問われた東京都武蔵村山市残堀、無職、粕谷宗弘被告（４３）の判決公判が
４日、地裁八王子支部で開かれた。
来司直美裁判官は「勇気ある行動に出た被害者に対し、危険きわまりない行為に及んだ。
刑の執行を猶予することは相当ではない」として、懲役３年（求刑同５年）の実刑判決を
言い渡した。
判決によると、粕谷被告は平成２０年５月２８日午後３時２５分ごろから約５分間、ＪＲ青梅線
中神駅から拝島駅までの電車内で、目の前に立っていた被害女性（２５）ら不特定多数の
乗客に分かるように陰部を露出するなど、わいせつな行為を行った。さらに、同駅ホームで
女性が駅事務室まで連れて行こうとすると、逃走を図って女性の手を振り払い、両肩を
突き飛ばして１．３メートル下の線路に転落させた。
女性は腰椎などを骨折。３日後に控えた結婚式の延期を余儀なくされた上、妊娠中だったため、
鎮痛剤の処方を受けられず、長期間肉体的な苦痛を被った。
判決で来司裁判官は粕谷被告が過去、同様の犯行に及んでいたことに触れ「わいせつ事犯の
常習性は根深い。規範意識も鈍麻し、再犯の恐れは高い」と指摘した。
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