09/02/07 02:06:33 Dhwiq/df0
下記の記事を読むと、郵政民営化は民間企業による国有財産の私物化だったんだ
って思うよ。かんぽの宿以外の資産の売却もすべて洗い直して欲しいと願う。
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出来レースの温床となる懸念も。「かんぽの宿」売却で表面化した郵政民営化の問題点
NTTなど過去の他の民営化と違い、郵政民営化では資産売却の監視基準が緩いからだ。
実は、郵便事業や郵便局では10億円未満の不動産売却が許認可の対象から外れている。こ
のため、鳩山大臣が今回持ったような疑問について、これまで日本郵政の売買案件をチェ
ックする機能が、どこにもなかったのだ。意地悪な言い方をすれば、大臣が懸念した「出
来レース」がやりたい放題の民営化となっていたのである。
さらに根深いのは、こうした出来レースをやり易くしかねない、ある種の土壌作りが、
国営郵政の末期だった日本郵政公社時代から醸成されつつあった事実だ。このことは、初
版を2005年11月に出版した拙著『日本郵政』でも企業名を記載したリストを掲載して警
鐘を鳴らしたが、当時、「民間のノウハウ取得」を理由に、一般民間企業から公社へ出向す
る「天上がり」が急増。2005年7月段階で、その数は14人に達していたのだ。今回の案
件の取材で、関係者の中に「直ちに不正とは言い切れないかもしれないが、天上がり者た
ちは、いずれ戻る予定の出身元企業にとって有利な行動を取りがちだ」と指摘する声もあ
った。
鳩山大臣に望みたいのは、今回のかんぽの宿の売却案件の適否の調査・判断だけではな
く、こうした出来レースの温床になりかねない構造にメスを入れる調査・再改革である。