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箕面市の在日コリアン2世の女性が、在日の歴史が学べる中学生向けの副読本作りを進めている。
今夏の完成を目指しており、外国人教育に取り組む教師らでつくる箕面市在日外国人教育研究会を
通じて、授業で使ってもらうように呼びかけるという。
箕面市の在日2世、裵解子(ペヘジャ)さん(62)が日韓の歴史教育に関する活動を始めたのは、
同市で93~01年に年1回開かれていた「みのおセッパラム」の実行委員会の中心メンバーとして
だった。講演や映画、民族音楽・舞踊を通して朝鮮半島の文化を紹介する祭りで、裵さんらは企画・
運営に携わると同時に、在日コリアンの歴史を子どもたちに知ってほしいと教材作りにも取り組んだ。
在日3世の男性から話を聴き、戦前に渡日して終戦後の混乱を生き抜いた男性の祖父の苦労や、
外国人登録制度でかつて義務づけられていた指紋押捺(おうなつ)を拒否した男性の経験を物語に
まとめた。明治維新以降の日本と朝鮮半島の情勢を記した年表も作り、一緒に黒板くらいの大きさの
布にはり付けて00年に完成させた。その後、裵さんはその教材を持って箕面市や池田市、豊中市の
小中高校約10校を回り、授業を開いてきた。
副読本はこの教材やこれまでの活動を元に作る。在日3世の男性の物語と年表に加え、これまでの
授業で子どもたちから出された「植民地にされて一番苦しかったことは」「指紋押捺に反対した理由は」
などの質問も盛り込み、在日をめぐる問題を分かりやすく示す工夫もする予定だ。
裵さんは副読本のタイトルを「つないで手と心と思い」にしたいと考えている。「『国際理解』や
『多文化共生』と言われるが、まず隣人をよく知ることで、社会的な少数者のことを理解できる
子どもに育ってほしい」と期待を寄せる。
URLリンク(mytown.asahi.com)
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